東温市長 高須賀功 殿
  

東温市へ瓦礫を受け入れないようお願いします。


私たちは西条の安全で美味しい水、農水産物を子どもたちに繋いでいきたいと願っています。今回受け入れが検討されている東温市の処分場は西条市を流れる中山川の源流域にあります。中山川の水は西条の農村を潤し、西条の海を豊かなものにしてくれています。西条の産業を守り、きれいで豊かな水を子どもたちに引き継ぎたいと思うとき、今回の瓦礫の広域処理に関して下記のように考えます。


広域処理は本当に東北のためになるのでしょうか?


西条で開催された「福島のママと話す会」でのお母さんの声は「心から安心して食べることのできる農水産物を生産する場所を残して欲しい。」「日ごろ放射能を気にしながら生活している中で、一時的にでも安心して滞在できる、旅行できる場所を残して欲しい」というものでした。お野菜をお届けすると「箱を開けると子どもが野菜にかぶりついた」、「ようやく孫に安心して料理をしてあげることできる」という声が返ってきます。

宮城県議会では、震災瓦礫を「いのちを守る森の防潮堤」に利用すると県議会全会一致で決議されています。この計画では幅100m、高さ22mの南北300kmの森を作れば、今のすべての瓦礫を使っても足りないという試算となっています。今回の広域処理の対象になっている低線量の瓦礫であれば防潮堤などの基材として粘土などとまぜて利用することで放射線の影響はとても小さくなります。そして何より輸送距離が短いので様々なコストが削減でき、その土地の方々にとっての生活の形見、大切な思い出の品でもある瓦礫が単なる「ゴミ」や「廃棄物」ではなく有効な資源として活用され、これから何世代も先まで人々を守り続ける森になります。さらにがれきを被災地で処理することにより、被災地のみなさんの収入となり、地域経済の活力にもなるのではないでしょうか。

国としては基準値以下の瓦礫も、その基準値自体への信頼が揺らいでいる現在、風評被害が心配されます。万が一のことがあった場合その影響は西条産にとどまらず愛媛産へとひろがるでしょう。また瓦礫だけを一箇所に大量にまとめて埋めることで元は濃度の低かった放射性物質や化学物質も空気や水の流れにのって移動しホットスポットを作ったり、農海産物による生態濃縮も危惧されます。


私たちは心から東北の復興を願っております。その支援の在り方は瓦礫を受け入れることではなく、「日ごろ放射能の心配をされながら暮らしている子ども、ご家族が一時的にでも旅行、滞在できる場所を残すこと」、そしてなにより「西条産の安心、安全な食材で東北、そして日本を支援すること」と考えます。


以上の理由から、私たちは瓦礫の受け入れに反対いたします。 


西条の水を愛するネットワーク 山之内
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呼びかけ団体

西条の水を愛するネットワーク

〒791-0521 西条市丹原町長野 915
代表 山之内

【お問合せ】 nomi2190@gmail.com
(上記のアドレスはお問い合わせ以外に反対署名の受付先としてもご利用下さい。)